F-12C を EMobile で利用する

EMobile のラインアップには気に入ったスマートフォンがなかったので、docomoF-12CEMobile の回線で利用することにしました。ひとまずその備忘録を残しておきます。
なお、F-12C 以外の docomo スマートフォンは SIM ロックを解除しても EMobile では使えません。F-12C 以外の docomo スマートフォンは、EMobile の利用している W-CDMA 周波数帯(1.7GHz帯)に対応していないためです。秋葉原などでよく売られている海外版端末についてもは 1.7GHz帯に対応しているものはありません。少なくとも僕は知りません。間違えて購入してしまうことのないようご注意を。Micro SIM にしか対応していないために「非対応」 とされていたが周波数帯自体には対応しているという機種が実は結構あったようで,EMobile が Micro SIM の提供を開始すると一気に対応端末数が増えました。docomo スマートフォンEMobile への対応状況についての最新の情報は docomo 公式サイトの表をご覧ください。

F-12C を EMobile の回線で利用するメリットとデメリット
メリット

  • EMobile のラインアップ機種にはない特長を持つ F-12C を低コストな EMobile ネットワークで利用できる!

デメリット

  • 利用できない機能が多い

docomo というキャリアに依存する機能はもちろん使えませんし、EMobile というキャリアに依存する機能も殆どは使えません。現状では EMnet メールの受信さえできません。

  • トラブルが起きた際のサポートが弱い

docomo は、他社 SIM での利用については動作保証をしないという立場をとっています。もしも突然 EMobile の回線が利用できなくなったとしても、docomoEMobile も何もしてはくれません。
(なお、端末の故障の場合は docomo の窓口で修理を受け付けてくれます)


F-12C を EMobile の回線で使えるようにするまで
1. F-12C を入手
既にドコモ回線があるのであれば、機種変更の形で端末を入手するのがいいですが、そうでないなら中古販売業者から「白ロム」の未使用品を購入するのも良いでしょう。
参考までに、私は「ムスビー」という仲介サイトにて「大黒屋」という販売店から端末を購入しました。ネットオークションを利用すればより安く端末を入手できますが、「赤ロム」などのリスクもあります。しっかりした保証を用意している販売店を利用するのが賢明です。

2. ドコモショップにて SIM ロック解除操作をしてもらう(手数料 3,150円)
こちらがすべきことは簡単、購入した端末と身分を証明できる書類、3,150円を持ってドコモショップへ向かうだけです。
操作自体はあっという間ですが、(ショップにもよるのでしょうが)順番待ちの時間がかなりかかります。充分な時間をとった上で向かったほうがよいでしょう。

3. APN 設定
これで F-12C は無事に SIM ロックフリー仕様になりました。あとは EMobile の SIM カードを挿し込むだけ......ではないんですね、これが。
EMobile のネットワークを利用するにあたって、事前に APN(Access Point Name)を設定する必要があります。
といってもまあ、これも実に簡単な作業です。
設定については「にゃののん日記」さんで詳しく解説されています。(emb3.ne.jp だけ設定すればとりあえず使えるようになります)

4. できあがり!